副業のツールとしての簿記資格

日商簿記

日商簿記3級・第141回の所感

日商簿記検定3級の第141回を受けました。
非常に難しかった・・・いや、本当に発狂しそうなほど難しかった・・・という感想です。

日商簿記検定3級の過去問を130回~139回分まで問き、模擬試験4回も行って、全て合格点でした。

しかも模擬試験では2級レベルの問題も混ざっていたそうで、専門 学校の先生から
「模擬試験は本試験より難しく作成されています。模擬試験で合格点でなくても心配しないでください」と言われました。

本試験より難しい模擬試 験で合格点とれていれば、「これ余裕でしょ」と思いますよね。
でも模擬試験より確実に本試験の方が難 しかったです。

141回は、ネット配信している専門学校の先生が「災難回」と呼んでいるそうで、
「簿記3級史上最悪の回」、「受験料返せレベル」、「もう腹がたちます!」などと 酷評された回であったとも言われています。

簿記の勉強法

さて本題の勉強法について。

最初に初学者として勉強を開始した時は本当にもう、「アラビア語」を読んでいるような感覚でした。
漢字も読めない、意味も分からない。そのくせ、「簿記は福沢諭吉が日本に持ち込んだ」とか、どうでもいいことは無駄に覚えてしまう状況でした。
とにかく何も分からず、元々読解力ゼロの脳をもつ私には、少々難しすぎる勉強内容でした。
たまにテキストに書いてあるどうでもいい絵に、「のん気な顔すんなーっ!!!」とすんごい腹が立ったり、「諭吉のやつぅっ!!!」と福沢を恨んだ り。

そんな日々を2か月ほど続けながらも、とりあえず本を読みました。そして、テキストの「チェック問題」という簡単な問題を解いてみる。でも間違いだらけ。というか、合っているものが1問もない!という状況。

そのような不毛のように思える勉強を地道に続けていると、少しずつチェック問題の答えが合うようになってきました。これ、めちゃめちゃ嬉しい瞬間でし た。
このまま頑張れば少しずつ分かるようになると、実感できた瞬間でもありました。

その後も同じことをひたすら続ける。本を読んで問題を解く。すると、解ける問題が少しずつ増えてくる。その繰り返し。
そのうち、今まで理解できなかったことが「あぁ、こういうことだったんだ」と理解が出来てくる。そして少しずつ問題集の難易度の高いものを解いて いく。
基本的な事かと思いますが、結局その繰り返しでした。とにかく問題集をたくさん解く!これに限ると思います。

出題傾向について

簿記3級の試験では出題傾向がわりと決まっているそうです。第1問~第5問まであり、第5問は精算表が出題される確率が高いそうです。
専門学校の先生からは、「とにかく試算表と精算表をやれ」と言われており、私は言われた通りに試算表と精算表を解きまくりました。ただ、第5問は ごく稀に財務諸表が出題されることがあるとのこと。でも財務諸表が出題される確率はものすごく低いので、だいたいみんな精算表メインで勉強するそ うです。

私もずっと精算表メインで勉強していましたが、試験の少し前に、職場で決算期のクライアントの貸借対照表と損益計算書を見る機会が多くなり、
「これ、仕事的には財務諸表できないとダメじゃない?」と思い、財務諸表も勉強しました。
ていうか、財務諸表って響きカッコいいしね!精算表より財務諸表って言った方がなんかカッコいいしね!という気持ちも少しありつつ。

そして、141回はまさかの第5問財務諸表でした。しかも、今までの過去問で見たことない難しさ。ちゃんと勉強してたから若干はわかりましたが、 してなかったらアウトでした。やはり出題される可能性があるものは、いくら可能性が低くてもちゃんとやっていた方がいいですね。

簿記検定を振り返って

そんなこんなで、何も分からない所から始めた私ですが、諦めずに勉強していればちゃんと理解できるようになりました。
「簿記3級は簡単」という声もよく耳にしますが、それは元々賢い人たちの言い分。のび太の私には、とてもじゃないけど簡単ではありませんでした。
合格発表は12月7日なので、まだ合否は分かりません。もし受かっていたら、無駄に財務諸表について語ります。もし落ちていたら、141回災難回 だったしね!と負け惜しみを言うことにします。
受かってたらいいなぁと思います。