簿記をとって副業に活かそう
日商簿記1級の勉強法
日商簿記1級を取得したいと思っても、何から始めていいのかわからないって思っていませんか。
特に1級レベルとなると試験範囲が広いので、どこから手を付けていいのかわからなくなりますよね。
この記事では日商簿記1級の取得を考えている方に、全体的な勉強法についてご紹介します。
日商簿記2級までの知識は必須!
日商簿記1級には受験資格に制限がないので、まったくの簿記初心者でも受検することは可能です。しかし簿記の知識は積み上げていくものなので、日商簿記2級までの知識が必要になってきます。
まずは日商簿記3級と2級の内容をしっかり学習しておきましょう。日商簿記2級を受けてから1級を受けるまで期間が空いている方は、2級の復習が必要です。基礎がしっかりしていないと1級の内容が身につきません。2級までの内容の不明点はきちんと解消しておくようにしましょう。
まずは商業簿記を攻略しよう!
日商簿記1級は商業簿記・会計学と工業簿記・原価計算の4科目に分かれています。この中で初心者がはじめに取り組みやすいのは商業簿記です。商業簿記は日商簿記3級と2級で学んだことの延長線上にあるので、基礎がきちんとしていればすんなり学習を進めることができるでしょう。
会計学の理論は広く浅く
日商簿記1級の会計学では記述式の理論問題も出題されます。全てを暗記しようとすると時間がいくらあっても足りません。要点がまとめられた参考書を購入し、太字や赤字で書かれた部分を確実に暗記するのが良いでしょう。計算問題のほうが配点が高いので、理論問題は広く浅く学習しておき、計算問題の演習に力を入れるのが効率的です。
工業簿記・原価計算はパターンを記憶することが重要
工業簿記や原価計算は日商簿記2級の内容より細かくなります。だいたいパターンは決まっているので、参考書や問題集の項目を順番に身につけていきましょう。工業簿記・原価計算も基礎をきちんと固めておくことで、どんな問題にも対応しやすくなります。
重要なのは電卓をたたくこと
日商簿記に合格するためには繰り返し演習を行うことです。
特に、電卓は何度も繰り返し練習して、打てば打つほど速くなります。試験範囲を一通り勉強し終わったら、あとはひたすら演習問題に取り組みましょう。おすすめは過去問題集です。
全く同じ問題は出ないかもしれませんが、似たような問題が出ることがあります。
過去問題を解くときには時間を計って本番の試験と同じ条件でやるのがおすすめです。最初のうちは歯が立たなくても、繰り返すうちに解けるようになってきます。100点が取れるようになるまで、何度もチャレンジしてみましょう。