取引先との接待は交際費、では社内の時は?

社長が取引先との接待を行ったときは、一般的に交際費で処理することはご存知の方は多いと思います。
では、会社内で忘年会などの宴会(飲み会)を行ったときの勘定科目に迷う方も多いのではないでしょうか?
また、社内の宴会で経理上で注意する点とはどのような点になるのでしょうか。
社内の忘年会の勘定科目とは
会社内で毎年恒例の忘年会を行うところは多いかと思います。
飲食店で、一年会の慰労を兼ねた飲み会は、一年の風物詩であるとも言えます。
では、経理上、会社内で行った忘年会などの飲み会の費用はどのように処理すればよいでしょうか?
全ての会社内の従業員を対象として実施する場合には、福利厚生費として計上することができる。
ただし、金額は、あっくまでも常識の金額である必要があります。あまりにも高額なものだと、社内の慰労を兼ねた飲み会ではなくなってしまいますよね。
二次会の費用は?
忘年会では、二次会も開催している会社も多いかと思います。
ただし、二次会の飲み会費用は基本的に上記の費用(福利厚生費)になりませんので、注意が必要です。
というのは、二次会については、通常は、希望者(有志)のみの参加となることが多く、会社が負担する理由が少なくなってきます。
ケイコ先生
宴会の参加者や金額などの証憑(エビデンス)はしっかりと残しておきましょう。
関連
関連記事
インボイス対応のシステム修繕費用の処理は?
インボイス制度に対応する費用処理 インボイス制度に対応するためのシステム修正費用が、いわゆる「資本的支出」か「修繕費」のいずれに該当するのか、疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。 今回は、今話題のインボイス制度に関す…
カーペット・絨毯の勘定科目とは
オフィスや事業所を移転をする際には、会社や事務所、店舗などの事業で使用するカーペットや絨毯を設置することになるでしょう。 今回は、こちらのカーペットや絨毯についての経理処理、勘定科目についてまとめています。 勘定科目・経…
「経営セーフティ共済」の節税メリットとは
今回の記事では、法人でも個人事業でも活用できる節税策のご紹介です。小規模企業共済と同様、一度はお聞きになったことがあるかもしれませんが、経営セーフティ共済と呼ばれるものです。 経営セーフティ共済は、中小企業倒産防止共済と…
個人事業主の節税なら鉄板の「小規模企業共済」とは?
個人事業主、フリーランスの節税ならこの一手 今回は、事業者の節税と言えば、必ず出てくる、小規模企業共済について簡単に解説コラムを作成しました。以前、小規模企業共済を、顧問税理士や知人、同業者から勧められた方もいらっしゃる…
固定資産を廃棄した時は、何か書類が必要か?
固定資産を廃棄した時の注意点 機械装置や車を廃棄した場合、経理上、何か書類を残しておく必要があるのでしょうか? これらの固定資産を売却した場合は、売却先の業者から売買契約書や見積書がもらえるため、あまり悩むことはないでし…