固定資産を廃棄した時の注意点
機械装置や車を廃棄した場合、経理上、何か書類を残しておく必要があるのでしょうか?
これらの固定資産を売却した場合は、売却先の業者から売買契約書や見積書がもらえるため、あまり悩むことはないでしょう。
ただ、廃棄した場合となると、悩まれる方も多いと思います。
廃棄証明書があればGET
固定資産を廃棄した場合、業者にもよりますが、廃棄証明書を発行してくれるところもあります。
こちらの廃棄証明書は、廃棄した事実関係がわかる重要なエビデンスとなりますので、しっかりと保存しておきましょう。
もちろん、廃棄業者によっては、廃棄証明書を発行してもらえないケースも考えられます。
廃棄証明書がもらえない場合は?
廃棄証明書がもられない場合は、極力、廃棄した事実がわかる客観的な書類を収集、保管しておきましょう。
次のような証票(エビデンス)を作成しておくことが望まれます。もちろん、廃棄証明書がとれる場合であっても、下記資料は残しておくことに越したことはありません。
- 廃棄の理由や経緯が記載された稟議書
- 上記の廃棄理由、経緯と廃棄決定がわかる取締役会議議事録
- 廃棄費用、引取費用などの請求書、領収書
- 廃棄した資産の写真、動画(日付)